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一篇是这个:
ざざっ……と木々が後ろに流れた。
ちら、と背後を振り返る。
(撒いたかしら……?)
そう考えた時だった。
「あはっ。みーつけたぁ」
──愉快で堪らない、と言わんばかりの少女の笑い声がして。
視界の端を何かが横切ったかと思えば、一瞬の後には眼前に立ち塞がっていた。
「隠れんぼはもう終わり?」
首をことりと傾げる。吹き荒れる風が鮮血のように赤いフードを揺らした。
外見は愛らしい少女そのものであるのに、それを目にして抱くのは、狂気に満ちているという印象でしかない。
漂う空気、所作、浮かべる笑顔……その全てが、受け取る側の警鐘を鳴らすのだ。
そしてそれが、決して勘違いなどではないことを自分はよく知っていた。
ゆっくりともたげられる少女の右手──そこにあったのは、彼女が持つにはあまりにもそぐわない武器、スピア。
もしもそれを持っているのが彼女以外の少女だったのなら、自分とて所詮男共の真似事と、一笑に付しただろう。
しかし。この少女に限っては、そうできぬ理由があった。
だらりと下ろしていた指の先を、気付かれないよう開いてゆく。
その間僅かたりとも視線を逸らさない。相手が意識を高ぶらせればすぐにでも喉元に剣を突きつけられるように。
そう、すなわち。
──この世界で最も強いはずの自分と、同程度の実力を少女が有しているという理由。
少女の笑みが深まっていく。その双眸に映る自分は、きっと殺意を漲らせているはずだ。
緊張が限界まで達し、今にも破裂しそうになったその時──
「アリスをいじめたら、だめなの」
鈴を鳴らすような幼い声が、空気を壊した。
一瞬前までの緊迫感があっという間に消え失せ、少女はぱちくりと、自分は驚愕に目を見開いた。
「アリアン……っ!」
両手を広げ自分を庇っていたのは、対峙する少女よりも尚幼い、まだ十を超えるか超えないかといった年頃の少女だ。
「どうして出てきたの。隠れてなさいと言ったはずよ」
強い口調で問い詰めれば、少女はいっそ人形じみた顔貌を、自分以外の者には分からない程微かに、くしゃりと悲しげに歪ませた。
「だって、アリスが壊れちゃう。そんなのやだ」
伏せられた美しい海色の瞳を覗き込み、何度でも言い聞かせる。
「大丈夫よ、アリアンローズ。私は絶対に壊れたりしない。約束したでしょう」
消せない不安を拭うように。繰り返し、繰り返し。心にそれが染み込むまで。
「……うん」
「それなら、待っていられる?」
「待ってる。ずっと、いつまででも」
ふわりと、お互いのほんの少し色合いの違うブロンドが絡み合う。
「だから、早く戻ってきてね」
なびく自分のそれを腕で払って、前へ踏み出た。
「──私に、敗北の文字はないわ」
貴女が後ろに、いてくれる限り
另一篇是这个:
どれだけの年月を独りきりで彷徨っただろうか──
その街に辿り着いたのは偶然だった。
真昼の月の下、石畳の大通りを歩いていく。ここの領主は善政を敷いているのか、道行く人々の表情は明るい。
「そこの綺麗なお嬢ちゃん! ひとつどうだい?」
朝早くから開かれた市場を興味深く眺めていると、そんな声をかけられた。
朗らかな笑みを浮かべた女性が、瑞々しい果物を差し出している。
「いただいていいの?」
「よく熟れてるよ。うちの自慢の品物さ」
好意をありがたく受け取る。鮮やかに赤いそれを口に含めば、渇いた喉を潤してくれた。
「……とても美味しいわ。おひとつもらえるかしら」
「まいどあり!」
指定された代金を支払おうとした、その時だった。
「きゃああああ!!」
甲高い女性の叫び声が市場の喧騒を割いた。
周りの人だかりが何事かと注目する。
「な──なんだあの化け物は!!」
再びの悲鳴は、男性のもののようだった。──それを認識する間もなく、アリスは人々の視線の先にあるものを凝視していた。
平和な街中に相応しくない、漆黒の巨体。世界に存在を認められない異物。
どこか揺らめく陽炎のような、それは───
「《ファントム(Fantme)》」
ぽつりと零れた呟きに、意識が戻った。
今のが自分の唇から漏れた言葉だと気が付き、愕然とする。
何故私はあの影の名を知っているのだろう?
自分の名以外の全てを覚えていないはずの自分が、どうして──
だが思考している暇などなかった。
「いやあああ! たすけて!!」
今まさに、一人の女性が襲われようとしていた。
距離が遠い。また届いたとして、一体自分に何ができる?
何の力も持たない、この自分が。
(──いいえ)
(『私』には『力』があるはず)
(この世界の全てを、ねじ伏せることのできる『力』が──)
ザンッ!
──全ては一瞬だった。
人々が呆然と見ている前で、宙に出現したひと振りの剣が、化け物を両断したのだ。
化け物は苦悶に身を捩ったかと思うと、四散して消えた。
その前に佇む、一人の少女。
年頃は十六といったところだろうか。ひどく美しいという以外は普通の少女である。
しかし、彼女の周囲には、少女を守護するかのように六つの剣がぐるりと浮かんでいた。
今の、見上げる程の化け物が、塵芥のように消滅させられた現象が、他でもないこの少女によって齎されたという事実を。
理解した人々は────恐怖に顔を歪めた。
「くっ……くるなあああぁぁ!!」
「殺される! 逃げろ!」
「いや──っ!! 近寄らないで!!」
何が起きているのか解らない、という表情をしていたアリスは、背後の街の人たちを振り向き。
投げつけられた言葉に目を見開いた。
「お前こそが───化け物だ!!!」
求大佬翻译,本人日语学的很渣,QWQ |
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